■省エネするほど温暖化の怪 |
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代替燃料の効果 |
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省エネするほど温暖化の怪 |
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バイオエタノールが、二酸化炭素量を増やさない環境対応型の代替燃料として注目されています。バイオエタノールとは、とうもろこし、サトウキビなどのバイオマス資源を発酵、蒸留させて作る植物性のエチルアルコールです。
エタノールという燃料は、石油や天然ガスなどの合成でも作れますが、このような合成エタノールに対してバイオエタノールは、植物を発酵して作るのでバイオとも発酵エタノールとも言われているのです。
バイオエタノールは、原料となるとうもろこしなどを育成中に二酸化炭素を消費し酸素を作りだすので、二酸化炭素の削減に効果があるということになっていますが、話はそう簡単ではないようです。
まず、バイオエタノールを作成する過程の農業機械や肥料、農薬などでの二酸化炭素の排出についてはあまり明確にはなっていません。むしろこの生産エネルギーを勘案すると効果が殆どないという説も出ている位で、更にアメリカでの発表では、排出ガス中の二酸化炭素量は削減されるが、逆に発癌性物質であるホルムアルデヒドやアセトアルデヒドが、大気中に増加してしまうことも判明しており、枯渇が心配される石油の問題があるからといって、安易に代替燃料として全面的に採用しようとするには大きな課題が残りそうです。
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